ウ ツ ギ 


(別名)卯の花 の匂う 垣根に
  時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
  忍び音もらす 夏は来ぬ

さみだれの 注(ソソ)ぐ山田に
  早乙女が 裳裾濡らして
  玉苗植うる 夏は来ぬ

橘の薫る 軒端(ノキバ)に
  窓近く 蛍飛び交い
  おこたり諌(イサ)むる 夏は来ぬ

楝(オウチ)散る 川辺の宿の
  門(カド)遠く 水鶏(クイナ)声して
  夕月すずしき 夏は来ぬ

五月闇(サツキヤミ) 蛍飛び交い
  水鶏鳴き 卯の花咲きて
  早苗植えわたす 夏は来ぬ
(童謡 夏は来ぬ/佐佐木 信綱 作詞/小山 作之助 作曲)




2005.5.28 己斐地区で撮影   写真にマウスを重ねてみてください・・

己斐上公民館のホール建屋を
 背景に満開の卯の花が
  咲きそろっていました・・

よ〜く観察すると、
     あるある 卯の花が・・

あちこちと、真っ白い花が
      目に飛び込んできます。

 周辺を注意深く観察してみてください・・
きっと白い花が目につくと思います。



和名 ウツギ(空木)別名 ウノハナ/ユキノシタ科

「夏は来ぬ」で歌われている「うの花」はウツギのこと・・
 春の野山を白く染める樹木の一つで、
己斐上公民館周辺や私たちが通る道路の両脇を
よ〜く観察してみてください。

幹の中心(髄)が中空になっています(下 写真
・・そのことから、空木(うつぎ)と呼びます。

 
また、卯月(陰暦の4月)に咲くからともいわれがあるようです。

又別名のウノハナはウツギノハナの略称でもあるようです。

木(幹)は硬く木釘、楊枝などに利用されます。







「うの花のにおう垣根」はウノハナ(ウツギ)が香るのではなく、
白い花が美しく映える状態を歌ったものと思います。
花には香りはありませんでした・・


ウツギ の花言葉は古風・風情・秘密